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7月号目次
- ありのままの姿
- 目からうろこ
- 医者を必要とする人
- いばらの冠
- 渋沢栄一の事業
- 泥と罪
COLUMN 「変化」という希望
新元号の公表から時を経ずに、紙幣のデザインを刷新すると,財務大臣が発表しました。時代はキャシュレス化に進もうとしているのに、わざわざなぜ?という声もあるようですが、新しい時代に合わせて、気分も一新する目的もあるのだとか。昔から人は、将来に何か変化や望みを求めるもののようです。
カールブッセの詩にも「山のあなたの空遠く、『幸(さいわい)』住むと人のいふ。…」(上田敏訳)というのがあります。幸せの理想郷は、山の彼方のずーっと遠くに有ると世間の人が言うので行ってみたが、そこには幸いは無かったと嘆く詩です。
人は現実にむなしさを感じたり、満足できなかったりして、そこから抜け出ようと懸命になりますが、環境が変わるだけで人は本当に幸せになれるのでしょうか。
聖書には、人は神様から離れてしまった結果、その心は暗くむなしいものとなってしまったとあります。(ローマ人への手紙1章21節参照)ですから、なにをしても、どこへ行っても、私たちの心が完全に満たされることはないのです。人は創造主である神様の愛を知ることによって、始めて心が満たされ、たましいの平安が与えられるのです。