聖書の福音をあらゆる角度からお伝えるする月刊小冊子で、ご希望の方に
毎月無料でお送りしております。問合せページからお申込みください。
なお、電子書籍版についてはこちらで2026年2月まで閲覧可能です。
○間違えた行先
先日、「臼井駅(うすいえき)」と「白井駅(しろいえき)」を間違えて、30分遅れて目的地に到着し、その日は、一日中、やり場のない後悔の思いで過ごしました。でも、人生の目的地を間違えてしまった場合は…私たちの人生の正しい目的地は天国です。神はすべての人をそこに招き入れたいと思っています。しかし世の中には、紛らわしい、間違った教えもたくさんあります。私たちが天国への道を間違えないためには、神のことばにしっかりと心を留める必要があるのです。
○皆さんは「何」に救われていますか
「あの時あの人の、こんな言葉に救われた」という経験をしたことはありませんか?
でも、この「救い」とは、多くの場合『主観的な』ものではないでしょうか。世の中で人々の心の支えになるものがどれだけあったとしても、やがて必ず来る死後のさばきから救われる方法だけはたった一つなのです。
それが、イエス・キリストを自分自身の救い主として信じることだけなのです。
○著名人と聖書 No.20 淵田美津雄(ふちた みつお) [1902〜1976]
淵田は、日本海軍の中佐で、真珠湾攻撃の空中攻撃隊の総指揮官でした。終戦後の1949年12月3日、淵田は渋谷の路上で、配布されていた小冊子「私は日本の捕虜だった」を受け取ります。その著者が、自分と同じ軍人であるということに共感を覚え、それをきっかけに、聖書をむさぼるように読み始めます。
〇見えない十字架
イエスさまは 悲しみの人 / 病を知っておられた という
それは すでに見えない十字架を / 担っておられた ということか
だからこそ だからこそ / 多くの病人を いやすことが
/ おできになったのか
非難する人々を ものともせずに…
/ 遂に
見える十字架に っはりつけられる時まで
○忘恩者 [1954年9月号に掲載されたアーカイブ]
人は恩を仇で返されたら、二度とその人を顧みないでしょう。
ところが忘恩者である人間を、神はまだ愛してくださるのです。(文中より)
Columun 豊かな実を結ぶために
皆さんは種子植物といえば、どのようなものを想像するでしょうか。花が咲いた後にできた種によって子孫を残す植物が、そのように呼ばれています。麦やぶどうなどがその代表例です。
聖書に登場するユダヤ人たちも、日々の糧を得るために種子植物を栽培していました。麦は日本でも多くの場所で栽培されていますが、大地に蒔かれた種が少しはずつ生長して花を咲かせ、実が熟して黄金に色づいていく様子は本当に綺麗です。
「一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままです。
しかし、死ぬなら、豊かな実を結びます。」
(ヨハネの福音書12 章24 節)
イエス・キリストはこのように語られて、ご自分が十字架で死なれることを、一粒の麦にたとえられました。
神様から離れてしまった私たち人間の罪の身代わりとして、ご自分のいのちを捨てられたのです。しかしそれは、多くの人が豊かな実を結ばせることができるようにと願ってのことでした。
私たちはこの方の十字架の死が、自分のためであったと信じるとき、罪が赦され、永遠のいのちが与えられます。そこから神様とともにある新しい人生が始まるのです。それが、豊かな実を結ぶということの意味なのです。