聖書の福音をあらゆる角度からお伝えるする月刊小冊子で、
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目次

○5月5日は何の日?

普通の子どもにとっては、子どものための祝日ですが、私には特別な日です。私の誕生日です。そして、私を産んでくれた母にとっても特別な日です。私たちが生き、動き、存在しているということは、誕生日があり、生んだ親が存在し、いのちをお創りになった創造主がいるということです。生みの親よりもはるかに大きな愛を示して下さった創造主はいったいどのようなお方なのでしょうか。「こどもの日」を機に、少し思いを寄せて頂ければ幸いです。

○愛されていること

神様の愛と言われても、そんなものいらないとか、私には愛される資格がないとか、いろいろな方がおられると思います。聖書には、「あなたは高価で尊い、愛する存在」と神さまのお心が記され、キリストの十字架を通して、目に見える形として表されています。神様の大切なひとり子であるイエス・キリストは、私たちすべての罪人の身代わりとなって、十字架で死なれたのです。神様は、私たちの状態に関係なく、私やあなたを愛してくださいます。

○外来種の脅威

私の住んでいる地域では、5月頃になると川の土手一面に黄色い花がきれいに咲きます。実は「特定外来生物・オオキンケイギク」という、日本の生態系を破壊する植物です。最近は、そのような動植物が増えてきています。そのような外来種は、私たちの心にある罪に似ています。罪の中には、一見悪くないと思えるものの、実は神様の前には罪であるということがあります。サタンは罪をそれと分からないようにカモフラージュすることが得意です。

○著名人と聖書(11)

【ドストエフスキー】ドストエフスキーは、著作の冒頭に聖書の一節を引用します。「悪霊」という作品では、神に反逆し、神が定めた道徳律を破壊し、、自らを神の座に置くことが、いかに悲惨な結果をもたらすかを示そうとしました。
ドストエフスキーは、イエス・キリストが自分の罪の赦しのために十字架にかけられ、復活された救い主であることを信じていました。彼は、ある母親への手紙(1878年)で「キリストよりも素晴らしいものは何一つ考えられるものではありません。どうかこのことを信じて下さい。」と書き送っています。

columun  ブラックホール

ブラックホールは強力な重力を持つ天体です。光さえもその重力から脱出できないため、長年の間、直接観察することが不可能な「見ることができないもの」でした。

しかし近年、ある研究グループが、世界各地の電波望遠鏡を連携させ、高性能な1台の望遠鏡として運用し、ブラックホールの観測に成功しました。ブラックホールは、重力でねじ曲げられたガスの光に囲まれた、黒い穴のような姿で観測されたのです。

聖書の語る「神」も、私たちは直接見ることができません。ブラックホールを観察したような最先端の技術を駆使しても人間は見ることができません。しかし、世界中で多くの人々がその存在を信じています。

「神の目に見えない性質、すなわち神の永遠の力と神性は、世界が創造されたときから被造物を通して知られ、はっきりと認められるので、彼らに弁解の余地はありません。」(ローマ人への手紙1章20節)

この世界のあらゆるものを細かく調べ、見つめるとそれが非常に精巧に構成され、機能していることに気づきます。そこに設計者である神の英知が見て取れるのです。

どうか、この世界を形造られた神の存在を知り、その救いを受ける方となられますように。