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9月号目次
- 鼻出しマスク
- もうお読みになりましたか?
- まえぶれ
- 鶏が先か、卵が先か
- 芥川龍之介の「蜘蛛の糸」
- Tさんへの手紙(創世記より③)
COLUMN 因果応報?
私たちは暮らしの中で、疫病や自然災害、事故など、想定外の災難に襲われます。リスクを減らすように、各々の努力が必要ですが、それでも防ぎきれるものでありません。
そうした災難に遭ったとき、「日頃の行いが悪かったからバチが当たった」と周囲に言われたりすることは、非常に辛いことです。
しかし、キリストは、その当時起こった事故に関して、次のように言っています。
「シロアムの塔が倒れ落ちて死んだあの18人は、エルサレムに住んでいる誰よりも罪深い人たちだったとでも思うのですか。そうではない。」(ルカの福音書13章4、5節)
このように犠牲者たちを擁護されました。人間の社会活動の歪みの現れや、リスク回避行動の不足など、仮に因果関係が多少あっても、災難を受けた個人に責任をかぶせるのは違うのです。むしろ、すべての人がさばかれるべき罪人であると、聖書は語ります。
キリストは病める者・痛む者の友です。私たち罪人を救うために、この世に来てくださり、十字架にかかられました。この方は、人を偏見や差別で見ることを全くなされず、すべての人が悔い改めて、やがて来る滅びから救われることを切に願っておられるのです。