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2月号の目次
- 無償の愛
- 四つの自由③死の恐怖からの自由
- 血の意味
- 「千の風になって」と聖書
- 神と争った男
COLUMN 「赦す」ということ
自分が誰かから害を受けたとき、その人を責めず、心から赦すことは難しいと感じます。謝ったり、反省しているときならまだしも、相手が悪いと思っていなかったり、反省の色が見えないと、まずは出来ないと感じます。
「父よ、彼らをお赦しください。彼らは、自分が何をしているのかが分かっていないのです。」(ルカの福音書23章34節)
これは、イエス・キリストが十字架の上で、父なる神様に対して向けられた祈りのことばです。
この方は何も悪いことをなされなかったのに、私たちの罪を背負って、身代わりに十字架にかかってくださいました。
その時、イエス様の周りに大勢の群衆がいましたが、この方に対する同情や謝罪の言葉はまったくありませんでした。むしろ悪口、ののしりのことばを投げかけていたのです。
そんなときでさえ、イエス様は彼らが赦されるようにと、神様にとりなしをされました。何と驚くべき愛と寛容さでしょう。
しかし、イエス様の愛の対象は彼らだけではありません。イエス様は死後三日目によみがえられて後、天へと帰られましたが、今、この記事を読んでいるあなたのためにも、日々とりなしておられるのです。