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3月号の目次
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- 命より思い愛
- 人間だけなぜ特別?
- 四つの自由④ 罪からの自由(上)
- 詩 聖なることば
- 私たちと聖書 大隈重信と聖書
- 失望に終わらない希望
COLUMN 嘘は罪
いったい、人生で一度も嘘をついたことがないという人が存在するでしょうか。自分の胸に手を当てて考えればすぐに分かります。親に嘘をつくように教育されたはずはないのに、いつの間にか私たちは嘘をつくことを覚えます。あるときは悪意で、あるときは保身のために。これは私たちのうちにある罪の性質のゆえです。
しかし、「嘘」がどれだけ他人の心証を悪くするものでしょうか。たとえば政治家や芸能人などが嘘をついたと判明したら、そのイメージや信用を大きく失墜させてしまいます。
当然、神様も嘘をお嫌いになります。有名な十戒で「あなたの隣人に対し、偽りの証言をしてはならない。」(出エジプト記20章16節)と言われ、また「偽りのくちびるは主に忌みきらわれる。」(箴言12章22節)とも書かれています。しかし人類史上、嘘、偽りのまったくなかった唯一の御方がおられます。——それがイエス・キリストです。
「キリストは罪を犯したことがなく、その口に何の偽りも見出されませんでした。」(ペテロの手紙第一 2章22節)
この方が、私たち罪人を救うために何をしてくださったのか、それが聖書の中心的なメッセージなのです。