聖書の福音をあらゆる角度からお伝えるする月刊小冊子で、ご希望の方に毎月無料でお送りしております。
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なお、電子書籍版についてはこちらで閲覧可能です。(2026年6月まで閲覧できます。)

目次

○変わる必要性

先日、子どもの習い事を捜していたところ、オンラインのダンス教室がありました。これまでの常識に囚われていると社会に取り残されていくなと感じました。
聖書は私たち自身が、別の意味で変わる必要があることを教えています。イエス・キリストはこのように言われました。
人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません。」(ヨハネの福音書3章3節)
神様は、私たちに死後、永遠の神の国(天国)を用意しておられますが、心に罪がある私たちはそのままでは天国に入ることができません。

○人生のガイドブック

人生は旅にたとえられることがありますが、人間が案内できるのは、生きている世界についてだけです。
人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっている」(ヘブル人への手紙9章27節)
聖書は、人生という旅行を死後も含めて捉えるよう、私たちに求めています。
旅行もガイドブックの正しい情報によって、より充実したものにすることができるのなら、聖書に記されている死後のさばきについてだけでなく、「そのさばきから救われる」という喜ばしい知らせ(福音)についてぜひ知っていただき、よりよい人生を旅していただくために、聖書に出会っていただきたいです。

○著名人と聖書24 【藤村 操】(1886 ー 1903)

藤村 操は、「人生不可解」と書き記して日光・華厳の滝に投身自殺をしました。16歳でした。せっかく自分の小ささと無力さを知ることができたわけですから、そこから反転して生ける神のもとに行くこともできたはずです。名著「夜と霧」で知られる、オーストリアの精神科医で、アウシュビッツ収容所で人間の悲惨と苦悩を経験した、ビクトール・フランクが訴えたように、人生にノーを突き付ける代わりに、「それでも人生にイエスという」ことができていたら、と考えずにはいられません。

○満員電車の中で

ある日、電車の出発を待っているとどんどん乗ってくる人が増え、徐々に身動きが取れなくなりました。そんな中、ベビーカーを押してご家族が乗ってこられました。ベビーカーの赤ちゃんを見ると、車内には穏やかな空気が流れました。赤ちゃんの存在は大きかったです。
主はあなたのことを大いに喜び、
その愛によってあなたに安らぎを与え、
高らかに歌ってあなたのことを喜ばれる」(ゼパニヤ書3章17節)
満員電車のあの赤ちゃんを人々が愛おしく思ったように、神様はあなたを愛おしく思っておられるのです。
人が神様の愛のもとへ帰ってくるとき、神様は過去の過ちを責め立てることなく、喜んで迎えてくださる、どこまでもあなたのことを愛おしく大切に思っていてくださるのです。

COLUMUN 「ただ信ぜよ」

「ただ信ぜよ」という有名な聖歌があります。その歌は最後の部分で、
「ただ信ぜよ。信ずる者はだれも皆救われん(救われる)」と
くり返し歌われます。

「救われる」というと、私たちはたいてい、自分の生命、財産が守られることを考えます。でも、聖書に出てくる「救い」というのは、たましいの救い、罪のさばきからの救いです。

人は死をもってその人生を終えますが、その先にはふたつの永遠の世界があります。天国と地獄です。そして自力で天国に入ることのできる人はだれもいません。しかし、天国に入るために、たったひとつのシンプルな方法があるのです。

主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。」(使徒の働き16章31節)

これがその方法です。

イエス・キリストは、十字架によって、私たちの救いを完成してくださいました。もしこの方を救い主と信じるなら、みことばや聖歌にあるように、だれでも皆、天国へ行ける(救われる)のです。

このことは、神様が私たちに与えてくださっている最大の約束です。たましいの救いは、人間の努力ではなく、初めから終わりまで完全に、イエス・キリストを救い主と「信じる」ことによるのです。