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目次
○冤罪
バイクに乗っていた私は、ひき逃げ犯と疑われ警察から取り調べを受けたことがあります。何も罪を犯していないにも関わらずにさばかれるとしたら、それは恐ろしいことです。しかし、イエス・キリストは全く罪を犯していないにも関わらず、十字架につけられました。それは、私たちすべての人間が神の前に犯した罪を身代わりに背負われてのことでした。
「神は、罪を知らない方を私たちのために罪とされました。それは、私たちがこの方にあって神の義となるためです。」(Ⅱコリント5:21)
○あなたへの手紙
すべての人に宛てて書かれた不思議な手紙があります。それは聖書です。
差出人は唯一のまことの神で、罪人である私たちが直面しているさばきからの救われる方法を伝える神からの愛の手紙です。
「これらのことが書かれたのは、イエスが神の子キリストであることを、あなたがたが信じるためであり、また、信じて、イエスの名によっていのちを得るためである。」(ヨハネの福音書20:31)
○養い
私たちの身近には、多くの生き物がいます。それらすべてのものは、神様が創造されたと聖書に記されています。イエス様は、空の鳥を例にして、神様が生きていくために必要な能力をも与えられたことを教えてくださいました。
人間は、日々多くの悩みを抱えながら生きていますが、小さな生き物にも気を配ってくださる神様が、私たちのことを心配なさらないはずがないことをイエス様は示されました。
「あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたのことを心配してくださるからです。」(Ⅰペテロ5:7)
○アテネの町の狭き門
今から2千年ほど前、パウロはアテネで伝道しました。アテネには、多くの神々を祀るものにあふれていました。
パウロは人々に、天地万物を創造された唯一の神のことを語り、イエス・キリストの十字架と復活について、終末のさばきについて語りました。
人々の反応は今も昔も変わりません。しかし、パウロを通してキリストを信じた人が聖書に記録されています。このようにキリストを信じた人は、「狭い門から入った」人です。信じなかった人は、「滅びに至る門から入って行く者」だと聖書に記されています。
「狭い門から入りなさい。滅びに至る門は大きく、その道は広く、そこから入って行く者が多いのです。いのちに至る門はなんと狭く、その道もなんと細いことでしょう。そして、それを見出す者はわずかです。」(マタイの福音書7章13〜14節)
〇著名人と聖書25 【ロレンソ了斎(りょうさい)】(1526〜1592)
フランシスコ・ザビエルと出会ったことで福音を信じ、信仰者となったロレンソ(本名不詳)は、その生涯に渡って福音を人々に伝え、織田信長や豊臣秀吉もまた、彼から福音を聞いています。しかし秀吉によるクリスチャン迫害にともなって長崎に追放されましたが、そこでも彼はそこに住むクリスチャンを助けて行動しました。彼の生涯は神からの光に絶えず照らされて信仰の道を歩んだ人生だったのです。
COLUMUN 「神様と繋(つな)がること」
今日、多くの人が持つようになったスマートフォン(スマホ)は、電話やメール、また娯楽や仕事の効率化といった目的のために作られたものです。そしてそのスマホが使えるのは、目には見えないけれども確実に存在する、Wi-Fi や電波に繋がっているからです。スマホ本体が手元にあったとしてもWi-Fi や電波がつながっていない状態であれば、カメラなどの一部を除き、ほとんどの機能は使うことができません。
それと同じように、人間は神様と繫がっていなければ、本来の目的を果たすことができないのです。なぜなら私たち人間は、「わたし(神)の栄光のために、わたしがこれ(人間)を創造した」(イザヤ書43章7節)と語られているからです。
私たちは、神様の素晴らしさを現すために造られた者です。ですからその目的を果たすためには、目には見えないけれども確実に存在される神様に繫がる必要があります。
どうか聖書を通して、あなたの造り主である神様のことを知り、その神様と繫がってください。そうすることによってあなたの人生は、本当の喜びに満ちたものとなり、あなたは神様の前に、—-Wi-Fiや電波が繫がっているスマホとは比べものにならないほど、素晴らしい価値を発揮することができるのです。